大妻女子大学英語教育研究所 The Institute for Research in English Education

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学習体験談 2021年度 TOEIC® Speaking & Writing Tests受験体験談

本研究所では受験体験談の第1弾として、2021年11月に開催したTOEIC® Speaking & Writing(話す・書くテスト、以下S&W)IPテストに初めて受験し、報奨を授与した文学部 英語英文学科3年A.M.さんにインタビューしました。A.M.さんは留学を目標に大学1年の終わりから音読や発音練習に取組みましたが、コロナ禍で留学に行けず、本学のオンライン短期留学をした経験があります。今、日本でできることはなにか?を考え、継続的に英語学習しているA.M.さんにS&Wを実際に受験してみての感想や、日常的に実施している英語学習についてインタビューしてみました。(※掲載にあたり、読みやすくなるように一部表現を変えています。)


―そもそもTOEIC® Speaking & Writingとは…?

  ※ページ内リンク


大妻女子大学では、公開テストよりも割安な価格で受験できるIPテスト(学内団体受験)や英語学習意欲の向上を目的とした学内独自の報奨制度(S&Wのみ)を設けています。(※本学S&W IPテストは例年11月に実施)
どんな試験なの?TOEIC® Listening & Reading(聞く・読むテスト、以下L&R)より受験料も高いし英語で話す試験なんて怖い。私でも受けれるかな?などなど…S&W受験を迷っている学生の皆さんの後押しになればと思っております。

<目次>
Q1.S&Wを受験したきっかけはなんですか?
Q2.実際に受験してみてどうでしたか?
Q3.どんな勉強方法をしましたか?
Q4.受験を通じてレベルアップした部分はなんですか?
A.M.さんのインタビューを終えて服部所長からのコメント
Q1. S&Wを受験したきっかけはなんですか?
S&Wは1年次から認識していましたが敷居が高かったため、まずは1・2年でL&Rの点数を上げて3年から挑戦しようと思っていました。スピーキング力は留学することで試すことができますが、コロナ禍で留学の機会がなく自分のレベルがわかりませんでした。そこで日本でできることはなんだろう?と考えたときに、S&Wを受験することで自分のレベルを数値化して把握することができると思い受験しました。また、IPテストは公開テストよりも安く、就活でもアピールできますし、L&Rを受験していた経験があるのでIELTSやTOEFLiBTに比べ、私にとってS&Wは馴染みがあり挑戦しやすかったです。

Q2. 実際に受験してみてどうでしたか?
TOEICは企業でも利用されている通り、ビジネスで使う英語ばかりが出題されると思っていたのですが、就職していない学生でも解けるようなトピックスだったため、英検の2次試験のように解答することができ、私にとって相性がよかったと感じました。また、今年度はテストセンターでの受験でしたが、同時間帯の受験者が少なかったため、周りを意識したりプレッシャーに感じることがなく集中して取り組めたところも今回のスコアにつながったと思います。

Q3. どんな勉強方法をしましたか?
試験前は公式問題集で出題される問題を把握し、自宅でCDを聞きながら読み、抑揚の練習をしました。その他は日常的に取り組んでいたことが結果的に試験対策になっていました。
<日常の学習>
洋画よりも同年代のYouTuberのVlogを視聴したり、Podcastを聞いたりしています。YouTubeはより身近で日常的なトピックスを扱っていることが多く、使っている英語もわかりやすいと感じるため、日常的に活用していました。また、スピードの調節や字幕(英語)をつけたりと自由にカスタムできるので使いやすいです。
スピーキング:大学1年の終わり~春休みにかけて1年次に使用していたテキストで音読(シャドーイング)の訓練を日常的にしていたため、耳・発音が強くなったと思います。その結果、外国人コミュニティサイト(Zoom)など、英会話ができる場に積極的に参加したところ、発音がいいねと褒めてもらい自信がつきました。
ライティング:ゼミの先生に些細なことでもメールをするようにし、英語のメールを書く練習をしていました。

Q4. 受験を通じてレベルアップした部分はなんですか?
試験対策として音読練習をしたことで、どこに抑揚をつけて発音するかを学ぶことができたところです。点数として、自分のスピーキング力・ライティング力が可視化され自信につながり、それが今後のモチベーションにもなっています。

Q5. 最後に一言お願いします!
TOEIC S&Wは敷居が高く、ビジネスで使われている検定試験だけにビジネスの知識がないと問題を解くことができないというイメージを持ってしまいますが、問題形式については英検のスピーキングを受けているイメージと同じで大丈夫です。受験することによって自分の力がわかり、それが自信につながり、英語学習のモチベーションになると思うので、少しでも興味があればぜひ受験をおすすめしたいです。

A.M.さんのインタビューを終えて服部所長からのコメント
A.M.さんは、自分自身の英語学習プロセスの中にTOEIC S&Wを効果的に組み込んで、英語力アップにつなげることに成功しました。日本のように英語が日常的に使用されていない環境(この環境をEnglish as a Foreign Language環境といいます)において英語スピーキング力を伸ばすためにTOEIC S&Wを活用することはとても効果的です。漫然と勉強をしても英語スピーキング力はつくものではありません。TOEIC S&Wをはじめとした様々な英語テストを有効に活用する必要があります。



―そもそもTOEIC® Speaking & Writingとは…?
TOEIC® Speaking & Writingは日常生活やグローバルビジネスで活きる”英語で話す・書く能力”を測定するテストです。パソコンの指示に従い求められた内容について音声を吹き込んだり、文章を入力して解答します。試験時間は80分(スピーキング20分+ライティング60分)、2022年度からはテストセンター受験ではなくオンライン受験となるため、より身近に受験しやすい環境になります。テスト結果はTOEIC® Listening & Reading同様、スコアで評価するため合格・不合格はありません。また、テスト開発元(ETS)の認定を受けた採点者による採点ですので、テスト結果の信頼性や一貫性が維持されます。
TOEIC S&Wを受験するメリットはズバリ!

◆テスト結果は合否ではなくスコアで評価

―頑張った成果が目に見えるので、英語が身についた実感があります。

―英語学習の目標設定として利用できます。

 

◆英語で話す・書くスキルを証明できる

―企業での昇進・昇格要件や、入学試験、就職活動の場など多くの場面でTOEIC S&Wスコアが活用されています。

―英語学習に前向きな姿勢もアピールできます。


 L&Rと併せながら4技能(聞く・読む・話す・書く)をバランスよく伸ばすことができます。
※春にはTOEIC学内説明会を実施する予定ですので、興味のある学生は積極的にご参加ください。
※外部リンク
 (どちらもTOEIC® Speaking & Writing Testsページに遷移します)
TOEIC® Speaking & Writing Testsとは
 ―S&Wの紹介をしています。
一般財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会 TOEICオフィシャルサイト
 ―公開テスト(個人受験)の日程確認、お申込みなどを確認できます。