以下の記事は、「英語一強時代、日本語は生き残るか」です。
作家の水村美苗氏は「中央公論」とのインタビューで、世界的に「英語覇権」が強まる中、日本ほど「言語の植民地化」に対して無自覚な国はない、と警鐘を鳴らしています。水村氏は2008年に『日本語が亡びるとき』を出版し、日本語が将来「国語」の地位から転落し〝英語の世紀″における一つの「現地語」と化すのではないかと問題を投げかけて、大きな反響を呼んだひとです。また、最近の日本人の「英語力」については、「あまり向上していない」とし、「世界に向かって、言語の力でアピールできる人間が育っていないというのは、恐ろしいことです」と懸念を示しました。
他方、自動翻訳は格段の進歩を見せています。情報通信研究機構(NICT)のフェローである隅田英一郎氏はインタビューで、自動翻訳を活用すれば「アジア人同士で下手な英語を話す必要がなくなる」と予測しています。そして現在小学校でも行っている日本での英語学習について隅田氏は、「自動翻訳機で代替できるという意味ではその必要はないのではないか、ただし、異文化教育は必要だと思う」と述べています。
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